春になると、お肌がなんだか不安定でいつもと違うのはなぜ?と思いませんか?。
それはゆらぎ肌かもしれませんよ。
ゆらぎ肌になったらクレンジングを見直す機会です。
ゆらぎ肌とは
ゆらぎ肌とは環境や精神的ストレスによって、お肌の調子が乱れてかゆくなったり、乾燥したり、敏感になってしまう事です。
もともと、乾燥肌や敏感肌の方がなりやすいのですが、実は、誰しも乾燥肌や敏感肌になる可能性があるんです。
春のゆらぎ肌の原因
紫外線の増加
春になると日差しが暖かくなり、日が長くなってきます。そして、紫外線量も増えてきます。
ここで、まだ冬だと思ってUVカットクリームを塗り直しをしなかったりすると、紫外線によるお肌にダメージが起きてしまいます。
地表に降り注ぐ紫外線の90%は紫外線A波(UVA)でシワやたるみの原因となります。
一方で、10%を占めるのが紫外線B波。
シミの原因を作る紫外線B波(UVB)は、エネルギーが強くお肌の表面の細胞を傷つけたり、炎症を起こさせ、バリア機能の低下をもたらします。
その結果、お肌内部の水分が外に蒸発してしまうため、乾燥しやすくなったり、外部からの環境(花粉など)の影響を受けやすくなってきてしまいます。
紫外線量も2月になると増えてくるので、早め早めの紫外線対策が必要なんです。
気温の変化
2月になると、春のような暖かい気温の時もあれば、雪が降ることもある季節。気温の寒暖差がお肌に与えるストレスがあります。
また、三寒四温という四字熟語があるように、次第に暖かくなることで、皮脂の分泌量が増えてきます。そのため、花粉や黄砂といったものがお肌に付着しやすくなり、アレルギー反応を起こす場合があります。
外部環境による変化
PM2.5、花粉、ホコリ、チリ、黄砂などの大気汚染物質が飛散しやすくなります。
風が強い日は特に注意をする必要があります。
家の中にも入ってくるかもしれないので、洗濯物、帰宅した時の洋服なども気を付ける必要がありますよね。
空気が乾燥すると、こういった大気汚染物質などは、空気中に舞いやすく飛散しやすいです。
そうすると、乾燥して乱れた肌表面にホコリなどが付着することで、炎症やかゆみが起きやすくなってきます。
花粉症の場合は、目がかゆくなったりして掻いてしまう事も多いです。ですが、目元を掻きすぎると、目元のしわの原因になりますし、皮膚のバリア機能を余計に低下させてしまいます。
精神的ストレス
春といえば、新しい生活のスタートというイメージがありますよね。
仕事や家庭等のストレス、異動、引っ越し、新しく何かを始めるといった生活環境の変化に体がついていけない時に、吹き出物が出来たり、肌がくすんだりとお肌が悲鳴をあげてしまう事があります。
ホルモンバランスや自律神経の乱れ
生理前や睡眠不足、ストレス等によってもホルモンバランス・自律神経の乱れが出てきます。
PMS(生理前症候群)によるニキビ、肌荒れといった症状もあります。
睡眠不足になると成長ホルモン分泌が妨げられます。成長ホルモンは、子供の頃は、成長・発育するためのホルモンですが、大人になってからの成長ホルモンは、傷を負った細胞の修復に欠かせない全身に働くホルモンです。
また、お肌のハリ・潤いにも影響を与えるホルモンなんです。
その他にも睡眠不足によって、お肌のターンオーバーが乱れます。そのため、肌表面に未熟な角質が出来てくると、肌が乾燥しやすくなったり、外部刺激に敏感になってきてしまうんです。
ゆらぎ肌の症状
ゆらぎ肌にはこういった症状があります。
- お肌がかゆくなる
- 赤みを帯びている
- お肌がゴワつく
- 今迄使っていた化粧水がしみる
- 乾燥しやすい
- 毛穴が目立つ
- 肌がくすみやすい
- 化粧ノリが悪い
- ニキビができやすい
こんな症状ありませんか?
必ずしもゆらぎ肌になったらすべてに当てはまるという訳ではありません。
病院に行って、「ゆらぎ肌ですね。」と診断されるわけでもありませんからね。
いつもと同じケアをしているのに、お肌の調子がおかしい・上記のあてはまる点がいくつもあると思ったらゆらぎ肌かもしれません。
敏感肌とゆらぎ肌の違いは、その症状が一時的かどうかという点です。
季節に関わらずいつも起きるなら敏感肌。
ゆらぎ肌の場合、季節の変わり目や環境の変化・ストレスといった理由による一時的な症状です。
ゆらぎ肌になったらクレンジング方法を見直そう
クレンジングをする時の注意点は、とにもかくにも、まずは、刺激を与えないことです。
ゆらぎ肌になってしまっている場合は、もうすでにバリア機能が低下しているわけなので、ゴシゴシこする、摩擦を起こす回数を出来るだけ減らしたいトコロです。
- クレンジングは手の平であたためて伸ばしてから使うと、肌への摩擦が少なくて済む
- メイクとクレンジングをなじませるのにゴシゴシこすらない
- メイクとクレンジングがなじんだらすぐ洗い流す
- 水よりもぬるま湯で洗い流した方がスッキリ洗い流しやすい
- 髪の生え際や耳のあたりなど洗い残しがないようにする
こういった点に気を付けてクレンジングを見直してみましょう。
また、できるだけナチュラルメイクで過ごしたいもの。
そうすることでクレンジングをする時、お肌への負担を減らせます。また、W洗顔不要のクレンジングを使う事で、お肌への負担が減ります。
もし、ナチュラルメイクなのに洗浄力の強いクレンジングを使っているなら、見直してみてください。
洗浄力が強いということは、お肌の表面にある「天然のクリーム」といわれる皮脂膜まで洗い流してしまう可能性があります。
そうすると、あとから保湿対策として、化粧水やクリームをたくさん塗ってもバリア機能の低下は止められません~。
ゆらぎ肌になったらクレンジングと保湿に気を付ける事が重要ですが、まずは、クレンジングでメイクを落としつつお肌に負担をかけないように見直す事が超重要ですよ!。