たるみ毛穴を改善する方法は、なにも美容液や化粧水だけじゃありません。
クレンジングも、たるみ毛穴を改善したい場合、大事なポイントなんです。
たるみ毛穴が出てくるのは個人差があり、早くて20代後半に出てくる人もいれば40才過ぎてから悩み始める人もいます。
たるみ毛穴とは?
もともと毛穴は、すり鉢状のろうと型。たるみ毛穴は、加齢や紫外線といった光老化が引き起こす肌老化の1つの現象です。毛穴の形が、お肌のたるみにより涙型や楕円型へと広がり、お肌のハリがなくなってきているのが特徴です。
まずは、鼻の周りから目立ち始め、頬にもたるみ毛穴ができるようになります。そして、毛穴はタテにもヨコにも広がっていくんです。
たるみ毛穴はミカンのようなボツボツのように見える事から「みかん毛穴」と呼ばれることもあります。毛穴と毛穴がくっついてしまうと帯状毛穴と呼ばれるようになります。
たるみ毛穴を改善したという方の中には、クレンジングを重視したという方もいます。
確かに、それもそのはず。というのも、お肌が乾燥するのも毛穴を目立たせる原因となるからです。それでは、たるみ毛穴にはどのようなクレンジング剤を選べばよいのでしょうか?
たるみ毛穴を改善したい時のクレンジング選び
- お肌の乾燥を防ぐため界面活性剤が少ないものを選ぶ
- お肌に摩擦を与えないタイプを選ぶ
界面活性剤は油分のメイクをスッキリと洗い流すには必要な成分ではありますが、洗浄力が強すぎると、お肌を守ってくれる皮脂やお肌の表面にある角質までも奪ってしまいます。
そうすると、外からの花粉や大気汚染物質からお肌を守るバリア機能が低下してしまいます。
その結果、お肌がカサカサ乾燥してしまいます。さらに、角質までも奪われてしまうと、お肌のターンオーバーが乱れてしまう、紫外線のダメージにさらされやすくなるといったリスクが高まります。
一見、クレンジングオイルでも保湿成分を配合して、洗い上がりがしっとりとしたものもありますが、しっとりしているからといっても、実は、お肌が乾燥してしまっている場合もあります。
肌質によっても合う合わないがありますが、一般的な界面活性剤の強いクレンジングオイルは、敏感肌や乾燥肌なら避けておいた方が良いです。
テクスチャーが固いクレンジング剤やクレンジングシートだと、クレンジングを使う時、お肌をつい力を入れて、こすったりしてしまいます。そうすると、たるみ毛穴がさらに悪化してしまいます。お肌に負担をかけない伸びが良いテクスチャーのクレンジング剤を選ぶようにしましょう。
たるみ毛穴を改善したい時のクレンジング方法
- クレンジング剤は書いてある通りの量を使う
- 力を入れてクレンジングをこすらない
- クレンジングをお肌にのせて1分以上放置しない
- シャワーを直接かけない
- ぬるま湯で洗い流す
クレンジング剤を使用量通りではなく、少量を伸ばして使っていると、先ほどの説明のようにお肌に摩擦がかかってしまい、たるみ毛穴が改善していきません。
クレンジングをお肌にのせて、メイク落ちをよくするためにそのまま放置していませんか?刺激の強い界面活性剤だと、皮脂を取り過ぎてしまって乾燥肌となってしまいます。
クレンジングは、小鼻の周りや皮膚の薄い目元などは薬指の腹、頬は手の平でやさしくお肌になじませていきましょう。皮脂量の多いTゾーンや両頬と顎にかけてのUゾーンは先になじませ、皮膚の薄い目元は後になじませていきましょう。
ウォータープルーフのアイメイクなどは、先にアイメイクアップリムーバーで前もって落としておきましょうね。
シャワーを直接顔にかけて洗い流すと、水圧がかかってしまいお肌が傷ついてしまいます。また、顔の上からシャワーをかけていませんか?そうすると、重力によって、たるみ毛穴がさらにたるんでしまいます。
熱いお湯でもお肌が乾燥してしまいますし、冷たい水でもメイク汚れが落ちない場合もあります。
たるみ毛穴の原因とは?
- 肌内部のコラーゲン等の減少
たるみ毛穴の主な原因は、このパターンです。加齢、紫外線のダメージによって、真皮といわれる肌内部のコラーゲン繊維やエラスチン繊維、ヒアルロン酸が減少してしまいます。
その土台がもろくなることで、肌表面をピンと支える事が出来なくなり、お肌のたるみが生じてきます。その結果、毛穴も涙型に変形し、たるみ毛穴となってしまうんです。
また、肌内部ではなくても表情筋といわれる表情をつくる筋肉の衰えによってたるみ毛穴になる場合もあります。
紫外線のUV-Aの30-50%は、お肌の奥の真皮にまでも届いてしまいます。そうすると、コラーゲンを作り出す線維芽細胞までもダメージを与えてしまうので、ハリやたるみといった肌老化が進んでしまうんですよ。
- 生活習慣
睡眠不足、偏った食生活、ストレス、喫煙、飲酒、運動不足といった毎日の生活習慣によって、腸内環境も悪くなります。そして、お肌のターンオーバーも乱れて、お肌の弾力が失われてしまうという事になります。
- 乾燥肌や角栓詰まり
間接的ではありますが、毛穴に汚れが詰まった状態だと、化粧水などの成分が浸透しません。その結果、肌の老化が進み、毛穴がたるんだ状態になってしまいます。
また、お肌が乾燥してしまうと、水分不足でお肌がふっくらとしていないわけですから毛穴が目立ちやすくなってしまいます。だから、クレンジングも大事なポイントなんですよ。
さいごに
クレンジングでたるみ毛穴を改善した方法を紹介しました。
ついつい、たるみ毛穴といえば、加齢によるものだから美容液や化粧水などに目を向けがちですが、実は、クレンジングも大事なポイントなんです。
正しいクレンジング選び、正しいクレンジング方法をすることで、たるみ毛穴を改善していきましょう。
最後に、クレンジングをした後には、保湿対策をしっかりとすることでたるみ毛穴をさらに改善の方向へ持っていくように気をつけましょう。